キョウチクトウ
解説
セイヨウキョウチクトウ(N.oleanderL)の変種であるともいわれている。
観賞用として庭に裁植されるインド原産の常緑小高木で、中国へは明時代、日本 へは寛政年間徳川時代の長崎に渡来した。
樹高は2~4mで葉幅が竹のように狭く3枚 輪生の半球形をしていて長さは7~15cm。
開花は6~9月で集散花序になって咲く花 は、桃色のような感じから夾竹桃と書かれたのが、呼び名の起源です。
桃と白の二種 だったのが、改良が進んで,白,黄色,八重,四季咲きなどあり、香りがある。
切る と白い乳液を出し、薬用にするが有害で西南戦争の時、官軍の兵士が食事の際に枝を 折って箸に使ったため、多数の中毒者をだした。
寒さを嫌い東北地方の一部までしか 植栽できないが、鉢植えにして冬越しすれば北海道でも鑑賞できる。
栽培は容易で土 質を選ばず、乾燥、湿潤親方の環境に強く関西方面に多くうえられ、大気汚染(公害) や塩害にも強いため、工場や通路沿いにもよく見られます。
花
長居大植物園2012年7月29日
サイパン植物園2006年9月17日
▲▲ 大阪市大植物園2004年7月11日
葉
大阪市立長居植物園2012年7月29日
樹形
▲▲ 大阪市大植物園2004年7月11日
この木に関する俳句
きょうちくとう