先生の手作り 10月31日
研修先の村の小学校はとにかく「お金がない!」という話だった。でも、無い、無いといっていても学校運営が回らないから、
「わたしたちは魚を飼ってます。」(この会話の展開に一人だけ笑った。はぁ?魚?)
「ほう、そうですか?見せて下さい。」とうちの校長
「なかなか立派なものでしょ。」
「いや~~、キロいくらですか?」と裏のでかい水槽を見ながら会話が続く。え?学校で魚を飼って、売って資金にしているのだ。幸いこの小学校、水には恵まれているので魚を飼育する水はいくらでもある。また魚は理科の実験・家庭科にも使われるらしい。また、ここでアホな質問をまたててしまった。
「誰か、持って帰ったりしませんか?」
「子ども達も自分たちの学校のためって知っているから、まずないですね。神様も見ているし。大事に餌やっています。」この情けない質問、私も知らない間に随分と嫌な人間になってるのかな?
「そこの通路は私達が造りました。」
「いや~上手ですね。」
「いえ、いえ、職人がいないのとお金がないだけですよ。」
「ない」と人は考えるものなんだ。