ままごと 10月16日
こちらの子どもも「ままごと」が好き。よく、近所を歩いていると小さな女の子が集まって楽しそうにままごとをしてる。ただ違うのはやり方。日本では(今の模倣遊びは廃れてるのかどうか分からないが?)お父さん役、お母さん役、子ども役とかを決めて劇みたいなことをしてた気がする。小さなお茶碗があったり、土でこねた泥団子があったりと。
「もう、学校へ行く時間ですよ。」
「はい、新聞ですよ。」
「お父さん、そろそろ犬の散歩にいってください。」とか会話を楽しんだ記憶がある。
ところが、こちらはじ~っと見ていもほぼお母さん役だけ。一家に何人も母親がいるのか?(イスラム教は4人までOK)と思いきや、ひたすらみんなで料理の下ごしらえをしてるのである。こちらのままごとではこれが一番重要なのだろうか?片手に石をもってあちこちの木の実、葉っぱ、砂(塩の代わりでしょう)を混ぜ混ぜ、すりつぶし、料理の香辛料のルーを作ってる。
「まだ、辛さがたりないわ。」
「まだ、まだよ。」ってな感じで。こちらの料理が美味しいのはいかにこのルーを丁寧にすりつぶしたかによるらしい。こんな小さい頃から本当に上手にすりつぶすこと、びっくりです。子どもっていつも、素知らぬ顔をして家でお手伝いさんやお母さんがしていることを見てるのだとつくづく思った。
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