はミカン科キハダ属の落葉高木。学名:Phellodendron amurense var. sachalinense 北海道、本州北中部、サハリン、南千島、朝鮮、中国にも分布する。
環孔材。 別名:カラフトキハダキハダ。
高さ25m。直径1m。この樹の樹皮は健胃薬として有名な、だらにすけ、御百草、熊の胆(い)などの 原料になる。
木理は通直・肌目はやや荒く、心材は黄褐色、辺材は黄白色で、心辺材の境界は明ら かである。春日秋目も明瞭で、比重0.50前後。やや軽軟材で、耐久性は高くない。割りやすく、 切削・加工は中庸。表面仕上げはあまりよくない。
銘木としては、床柱、床板、たんすの前板などの 家具材として、クワのかわりに使われる。
一般にキハダと同一種となっていますが、キハダの変種です。ヒロハノキハダは、キハダに比べ樹皮のコルク層が薄く、小葉が大きく、葉と花序がほとんど無毛のものです。。