ダグラスファー
解説
一般に米松と呼ばれている。マツ科。幹はまっすぐで高木。北米に分布する。高さ80-100m、直径2.5-4m。
木理は粗。比重は0.55。心材は黄色を帯びた淡褐色、辺材は白から黄、淡桃色までさまざま。心辺材の区別
は明瞭。堅硬で長大材が得られるが、年輪の幅が粗いものから密なものまであり、材にばらつきがある。
年輪の密な材はピーラと呼ばれて歓迎され価格も大幅に上がる。耐朽・保存性は高い。木目が強くてきれ
いだが、時間が経つと黒ずんで汚くなる。寸法安定性・加工性能・釘着性能・接着性能といった二次加工用
材として必須の特性を備えている。日本では病害のため成林は困難とされる。現在の日本の都市部の住宅用構造材のうち桁関係はほとんどこの米松が使われている。
葉
▲ 神戸市立森林植物園 2012年11月4日
神戸市立森林植物園 2013年10月14日
▲▲ 北海道大学植物園 2014年9月14日
オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日
実
神戸市立森林植物園 2016年5月22日
幹
フィンランド カイサニエミ植物園 2017年10月15日
オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日
樹形
オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日
フィンランド カイサニエミ植物園 2017年10月15日
ダクラスファー 板目
ダクラスファー 柾目
ダグラスファーへ
木材
梁に利用されているダグラスファー(橙色の横になっている木) 柱は国内のヒノキ
木目スキャン 実物大