ナラ
解説
ブナ科。落葉高木。
コナラや
ミズナラの総称。コナラは、全国各地の平地や山野でごくふつうにみられ、
クヌギとともに、雑木林を構成する代表的樹種。葉は逆さ卵形で荒い鋸歯がある。ミズナラは、山地に
多く分布し、葉柄がごく短いことでコナラと区別されるいずれも、秋にドングリをつける。
英語で「オーク」といえば、ふつうカシと訳されるが、欧米には常緑オーク類と落葉オーク類があり、
オークという木は、むしろコナラ・ミズナラ・かしわのような落葉オーク類をさすことが多い。
ナラ材は堅く、建築材や薪炭用にも使われるが、木目が美しいので家具材としても賞用される。
とりわけ、ミズナラは木工家具材料として多く使われている。
コナラ 神戸森林植物園 2003年11月7日