|造幣局の桜
ふげんぞう
普賢象 Prunus lannesiana cv. Albo-rosea
室町時代からら京都地方にある有名な里桜の代表的園芸品種の1つで、広く栽植されている
「普賢象」とは普賢菩薩の乗っている象のことで、葉化した雌しべがこの象の鼻に似ているため、
この名が付けられた。別名「フゲンドウ(普賢堂)とも呼ばれる。落葉高木で枝はやや斜上する。
若芽は開花時に展開し、紅紫色を帯びた褐色。花序は散形状、ときにやや散房状で2~3花からなる。
花弁は花径5cm位、20~50枚、円形ではじめ淡紅色、開花が進むにつれ白色となる。花柄は垂れ
下がる。葉は大きく、縁にとげ状のきょ歯があり無毛。耐寒性、耐暑性に優れ、公園や並木にもよく
植えられている。開花時期 4月下旬(京都、東京) 5月中旬~下旬(松前町)