造幣局の桜
うこん
鬱金 Prunus lannesiana cv. Grandiflora
黄桜、黄金桜、浅黄桜の別名があり、古くから知られた桜。
三之亟の花壇地錦抄(1695年)に浅黄「水あさぎ色八重とひとへあり」と
あるように、江戸時代から植えられていたらしい。江戸時代に京都知恩院にも植えら
れていたという。
現在では広く普及し、欧米でも好まれ、よく植えられている。
花が淡黄緑色のショウガ科のうこんの根の根茎を使って染めた色に似ていることから、
この名が付けられた。
淡茶緑色の葉とともに花色の変わった淡緑黄色、八重の花が開く。
7~18枚の花弁を持った径約4センチの花が咲き、花色は一様で、後に花弁の基部のみ
紅色をおびる。開花時期 4月中旬(東京)