1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 世界の木 レッドリスト TOP
レッドリスト
ID
7267
科名(英語)
MELIACEAE
科名(和名)
センダン
学名(属種)

Swietenia macrophylla

命名者
King
標準和名
マホガニ-
樹種情報
 
年度(年版)
1994
カテゴリー
VU
その基準
A1cd+2cd
標準英名
--- no data ---
標準フランス名
--- no data ---
標準スペイン名
--- no data ---
基準の解説
「絶滅寸前」や「絶滅危機」ではないものの、中期的な将来において、野生絶滅のリスクが高い場合で、分類群は危急「Vulnerable( VU)」とされている1.生息地の面積、分布域の大きさ、あるいは生息地の質の減少、2.実際のあるいは潜在的な捕獲のレベル、な どにおいて 過去10年間、若しくは3世代のうち、どちらか長い方の期間で、少なくとも20%の縮小が観察、推定、推論され、あるいは疑われ、 個体群が縮小している。そしてまた、1.生息地の面積、分布域の大きさ、あるいは生息地の質の減少、2.実際のあるいは潜在的な 捕獲のレベルなどで、次の10年間若しくは3世代、どちらか長い方の期間に、少なくとも20%の縮小が予測あるいは想定される。
ワシントン条約
ワシントン2 (新熱帯地域の個体群)/47.Mahogany-Central
13 American(マホガニー・セントラル・アメリカン) 〔学名〕Swietenia macrophylla King.、 Family Meliaceae. 〔別名〕ホンジュラス・マホガニーおよび類似名が、原産国によって様 々あり、Baywood、 Caoba(gen. Spain)、 Acajou(Fr.)、 Mahonie(Dutch)、 Aguano(Peru). 〔性状〕原産地および生育地方では、この材の色と外観が勝ちを生 ずる。材色は淡赤味ないし帯黄褐色から濃暗赤色とさまざまあって、 キューバ・マホガニー(Swietenia mahagoni)に似ているが、通常淡色である。両木口の生長輪は、鈍 淡黄色の柔組織または柔軟細胞の線によって現われ、これがこの属 の典型的な特徴である。沢山の変化ある杢目は、バイオリンの裏板 模様、玉杢、縮み杢、斑紋および縞杢が役立て得る。気乾材1立方 フートの重量は約34ポンド。  木理通直または組合っているが、肌理均質で後者の場合は、材は 非常に安定し、またほとんど材は狂わない。中部アメリカ・マホガニー は、キューバの種類より一般に軽軟である。乾燥良好で、やりにくさ は少しであるが、全くない。  この材の重量と強度は極めてよく、この理由によって、以前は航空 機プロペラ製造に大量に使用されたものである。この材は、卓越させ る木材の一つで、すべての型の工具で加工容易、釘打ちおよびね じもみよく、膠着および着色ともに良好。利用されるすべての普通の 方法で、仕上りは非常に良結果が得られる。 〔用途〕すべての型の高級指物細工、家具などにすぐれている。ボー トおよび造船、模型製作に使われている。杢目丸太は、ベニヤ製造 および羽目張りに用いられる。耐久力があるので、ヨットや小型ボー トの板張りに適し、また競漕用艇の舟体および高速ボートにも使用さ れる。 アメリカン・マホガニー  Swietenia spp. 樹木  アメリカン・マホガニーは、マホガニーの元祖である。キュー バン(またはスパニッシュ)・マホガニーは、16世紀末に西インド諸島 の植民地からスペイン人によりもたらされたが、18世紀にチペンデー ル、へプルホワイト、シェラトンらがデザインした家具に用いられて有 名になった。それ以来、さまざまなスタイルの美しいキャビネット用材 として絶えることなく用いられている。今ではキューバン・マホガニー Swietenia mahoganiはめったになく、アメリカン・マホガニーの大部分が大陸から 輸出されるS.macrophyllaで、それぞれ産地の名を冠し、ホンジュラス 、ブラジリアン、ペルビアン・マホガニーと呼ばれて取引される。 木材  色調はさまざまで、赤褐色ないし濃赤褐色を示すが、キュー バン・マホガニーは濃色で、重く、大陸産は概してこれより淡く、軽い 。肌目は中庸で、材面にもくが見られるのは少ないが、不規則な木 理をもつ丸太からはもくの美しい木材がとれる。 加工性  乾燥は容易で、利用の際も安定している。加工しやすく、 機械加工の仕上がりは優れている。 用途  今日用いられているものは、かつて家具に使われていたもの より軽軟だが、いわゆるマホガニーと呼ばれている市場材のなかで は、まだ最高のものと考えてよい。とくに高級な複製家具、指物、パ ネルに使われる。軽いうえに寸度が安定し耐久性に富むので、船や ボートの厚板や造作、細部まで彫刻可能なので、版画のブロック、木 型にも用いられる。 ---*/*/*/*/*--- 中川つむぎ   tsumugi@wood.co.jp ---*/*/*/*/*---

▲目次に戻る

創業1911年 
会社概要  
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
お問い合わせ  著作権・サイト関係  サイトマップ  迷子になった場合  V9.0
©1996-2024 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.