おくのいん
巨樹撮影を始めて23年になりますが、自宅から比較的近い高野山には訪問していませんでした。今までに何度も高野山を通り越して、紀美町や有田川町の撮影に行っていました。世界遺産であり、観光客も多いため、車での乗り入れには混雑が予想され避けていたのです。
最近記事で読んだのが、高野山・奥の院に広がる杉林で近年、台風などによる倒木が相次ぎ、また老朽化で倒れる恐れがある木の除去も行われ、杉林は少しずつ姿を変えつつある。参拝者の安全を確保する一方で景観の維持も模索するという難題に直面していることを知りました。
そのため早くいかなければと思い、今回の撮影地に選びました。車の混雑を避けるため早朝6時までに高野町に到着する計画を立て、スムーズに到着しました。
街中には無料駐車場、トイレなども多く、観光客の受け入れ態勢が整っているように思います。
中の橋にある無料駐車場に車を止めて歩きました。6時前なのに10台近くの車が駐車しています。往路は有名企業などのお墓がある道を通り、奥の院からの復路として一の橋までの大杉林を見て回りました。そして一の橋から中の橋までは国道を通って帰りました。三脚とカメラとバックを持っての約4kmの移動は多少疲れましたが、高い杉の巨樹が林立するなかを歩くことはとてもすばらしい体験でした。
資料によると「奥の院の大杉林」は一の橋から奥の院に向う2kmほどの道に自然のままの杉が林立しています。樹齢は200~600年。約1300本あるという。
太い木には国から特別母樹林にも指定されたものが約700本があり、木にはにその標識が付いています。
付近に駐車場、駐車できるスペースはあります。