だいしきょうかいのさんこのまつ
大師教会のアカマツを見た後、車で少し移動し、中門の前で車を止めて、入りました。朱色の非常に大きな建物である根本大塔の前にあります。三鈷の松を撮影中に根本大塔の扉を開く僧がいましたので、大きさがわると思い撮りました。一番下の写真です。三鈷の松の「三鈷」とは、大師・空海が肌身離さず所持していた「飛行三鈷杵(ひぎょうのさんこしょ)」と呼ばれる密教法具の「三鈷」のことです。言い伝えを要約すると、空海は唐での学を終え、日本にご帰国の出航の時、秘密の教法流布にあたり伽藍を建てる適地を示せと、三鈷を、東の空に向かって天高く投げました、そして見えなくなってしまいました。空海はその地を高野山ときめ、当地に着くとなんと松の木に三鈷がひっかかっていたというではありませんか。
またアカマツの葉はふつうは2本ですが、時々3本のものが見受けられます。この3本の葉は願いごとが叶うということで、この周辺では地面を見て、探して歩く人たちがあとを絶たないとか。
高野町役場からの道順、 800m 車で3分。 駐車場あります。