こうめい
「杉及びいちいがし」 として新宮市指定文化財[天然記念物] 昭和61年9月10日指定
この日は新宮周辺と三重南部を回る計画を立てました。新宮までは十津川村経由で155km、そのため未明3時40分に出発。最初の訪問地がこの甲明神社でした。植林されたスギの人工林を走っていると、立派なふとくて異形の杉が見えました。大変太いので驚きましたが、よく見ると2本の木が重なったものでした。近寄ってみると2本はつながっています。1つの株から分かれたものか、2つの株がくっついたものかわかりませんが、地上部で一緒になっています。 境内社には平忠度を祀る神社があり、鳥居の後ろの石段横には寄り添うように立つ2本の大スギ。左側のスギは樹齢400年前後と推定されています。樹齢よりもその大きさと樹形に圧倒されます。新宮市の指定前は「相須甲明神社の大杉」として熊野川町指定文化財でした。 この甲明神社は旧川合村の産土神です。この村は熊野川と北山川の合流点に位置し水上交通の要衝の地として発展した土地です。
新宮市役所からの道順、 24km 車で 32分。 駐車可能。