和歌山県指定天然記念物 平成24年7月20日指定
訪問前には夏瀬の森、夏瀬神社、田殿丹生神社の関係がよくわかりませんでしたが、田殿丹生神社のホームページでわかりました。昔、夏瀬の森は、大きな森でしたが、平安朝の頃の大洪水で現在の森は大きく形を変えました。境内に御神木として展示されてありましたが、その大洪水で土中深く埋もれた楠で、河川工事の際に見つかったものです。また、夏瀬神社の裏にそびえている楠は、足利義満公が金閣寺を建立する際に、天井の一枚板に使うために切り倒した切り株から生えた、ひこばえだとも言われいます。現在も大きなクスが田殿丹生神社に1本ありました。 夏瀬神社は田殿丹生神社の境内社として、クスを守っています。
有田川役場からの道順、16km 車で22分。向かいの田殿丹生神社には駐車場あり。