有田川町指定天然記念物 昭和61年12月13日指定
「日物川 イヌマキの大樹」の撮影が終わったとき、観音寺の掃除をされていた人がバイクで下ってきましたので、朝のご挨拶をしたら、話かけてこられました。ちなみにこの日に見かけた人・会った人はこの方だけでした。時期が時期だけにマスク着用・2メートル以上間隔をあけての会話です。私にとっては懐かしい和歌山弁弁です。 撮影していたイヌマキより、こちらの合体木に誇りを持っておられるようでした。グーグルマップでも記念物指定のイヌマキの写真は掲載されていませんが、この小さな庚申地蔵とこの木は何枚も写真が掲載されています。さてこの木は見る限りでは幹はカゴノキで地上2メートルかくらのところからハゼノキが伸びてきています。カゴノキに空洞ができそこにハゼノキが生えてきたということでしょうか。またクロガネモチの枝もでています。ハゼノキは私や当社に縁がある木です。私(9代目 )の祖先は江戸時代に千葉から流れてきて、御坊周辺でロウソクの製造をしていたのですが、それはハゼノキの実から作ったと聞いています。その後、林業に移り、木材屋と変遷してきました。現在は木製エクステリアのメーカーです。紅葉する頃に再度このハゼノキを見に来ます。
有田川町役場からの道順、24km 車で30分。駐車場あり。