巨樹名木探訪
乳保神社(にゅうほじんじゃ)のイチョウ(雄株)
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記念物指定
国指定天然記念物 昭和19年11月7日指定
場所
板野郡上板町瀬部字西井内763 乳保神社
書籍
『日本の巨木』、『巨樹・巨木 日本全国674』、『巨樹の民俗学』、
位置
34.05.47 134.24.03
特徴その他
乳保神社の銀杏 何本もの幹が群をなして蔓延るこの種の典型的な巨樹で見応えがあります。目通り13.42m樹高22m徳島県上板町瀬部井内☆六条大橋から吉野川北岸の道を西に走ると、右下前方に見えてきます。4本の株がひとつになった、この種の老木の典型的巨樹。過去に三度の火災にあい、三分の一を類焼したと言うが、16世紀の戦 火で燃え上がった時には、自ら吹き出した水で火を消したという伝説も残っている。銀杏は巨樹になる多くの樹種の中でも、卓越した生命力を持っているように思えます。朽ちかけてはまた生える。若い株がどんどん成長して幹を太らせていく様は、まるで尽きぬ生命の泉を思わせるもので、これが乳銀杏の信仰にも繋がったのではないでしょうか。樹齢800年、4本の株が、ひとつになって枝をのばしている。樹高は22mあり、黄葉の頃には吉野川の対岸からもはっきりと確認できるという。樹のそばには字がびっしりと刻まれた碑が立っていた。樹の記念碑で、これほど美しい石碑はここだけでしょう。拝殿前にはモチノキが赤い実をつけていました。
撮影日、撮影者
2001年11月10日 中川勝弘
撮影機材
Nikon COOLPIX 950