とうだいじのちーのき
ホルトノキはホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木。江戸時代、平賀源内が今の和歌山県でこの木を見てオリーブの木と間違え、「ポルトガルの木」と呼んだことからホルトノキと呼ばれ、誤解から名付けられたと考えられている。(当時、オリーブ油はポルトガルの油と言われていた。また葉はどちらも似ています)また、別名のモガシは緑の葉に混ざる紅色を、模様(紋)に見立て「紋ガシ」「模様ガシ」と呼んだことからである。本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄、台湾、インドシナなどに分布する。古い葉は落ちる前に紅葉し、常に一部の葉が紅葉しているのが見られる。チーノキはホルトノキの伊豆での呼び名です。
交通は新町のソテツから北西に350メートルほど、車で2-3分のところ。
東大寺の駐車場から山門に向かうと、その斜面にホルトノキの威容を誇っている。樹勢も盛んで葉も健康的です。
しかしながらこのホルトノキは幹周り6m、樹高15mの立派で大きいものだが天然物記念の指定はされていない。今回の巨樹めぐりの中で最も感激した木のうちのひとつでした。
書籍では『木霊』、『巨樹・巨木 日本全国64』などに掲載されています。
ホルトノキの関係リンク
・世界の樹木報 ホルトノキ https://wood.jp/8-jumoku/wood/
22016年10月23日 中川勝弘撮影