ほうりゅうじ
今回の斑鳩地区巨樹訪問で一番楽しみにしていた老樹です。でも撮影までは大変でした。7時過ぎに到着。法隆寺のような有名で大きなお寺では駐車場には困らないのですが、かなり歩かないといけません。一番近くと思われる有料駐車場に車を止め、カメラバッグ(予備バッテリ4個、レンズ6本、その他 )、三脚、カメラ2台、そして重いジンバルと重装備です。事前にネットで調べたら8時に入場とあったので小一時間の辛抱と思っていましたら、西院伽藍入口にコロナのため8時30分からの入場と書かれています。戻ろうか迷いましたが、待つことに。きっちり8時30分から入場でき、拝観料の支払いの時に老クスの事を聞きましたら、なんと西院伽藍内ではなく、外側にあるとのこと。待つ必要はなかったのです。
すごい形相、異形の老樹クスです。支えられていても、中は腐っていて空洞、根元は白骨化していて、葉がついて元気なのは不思議に思うでしょう。一見樹皮だけで支えているように見えますから。実はクスの樹皮に近い辺材の部分で生命活動ができているのです。