奈良県奈良市邑地町3168
社叢として奈良市指定文化財 昭和60年3月7日
水越神社へは名阪国道一本松インターを出て北上します。布目ダムの近くです。途中茶畑があり、お茶の生産地であることがわかります。神社は布目川右岸にあり、橋をわたって参拝するという、文字通り水越神社です。参拝道の左右は社叢で、杉が多く、社叢全体としてはシラカシ、ツクバネガシ、アラカシ、サカキ、タブノキ、シロダモ、ヤブツバキなどの照葉樹です。社殿の両脇に夫婦杉と1本杉が並んでします。また真横にはかってご神木であった杉は伐採された株が残っています。両脇の杉は社殿と一体になった建築をしています。社殿の前に生育しているようにも見えますし、社殿の中にあるようにも見えます。高さ40メートルです。社叢中の最大巨樹のシラカシ(目通り2.20m)は見つけることができませんでした。神社敷地内には水越会館という建物もあり、この地区の集会などに利用されているようです。社務所も電気がついていますが早朝6時のためどなたにも会いませんでした。なお社殿周辺には侵入検知センサーがついていて、社叢の中を歩いているときに引っかかってしまいました。当社にあるものと同じタイプのもので、社務所内で警報音がなりました。しばらくすると警備を兼ねた地元の方が来られ、時間差を置いてもう一人も。恐縮するとともに事情を説明しおわびしました。神社内は綺麗に掃除、整理もされたところで、鳥の声だけの静寂さがあります。
奈良市役所から道順、27km 車で42分。駐車場はありませんが、駐車可能。ただ布目川にかかる橋を渡ろうとすると軽自動車では問題ないですが、3ナンバー車などは困難です。