奈良県宇陀市大宇陀本郷348
奈良県保護樹木 平成9年7月18日指定
宇陀市の赤埴地区での撮影のあと、又兵衛桜 のある本郷地区に移動しました。完全に観光地化していています。NHK大河ドラマに撮影されたこともあり、毎年5~6万人が訪れるといいます。有料駐車場も何カ所かあります。又兵衛桜の後ろにモモの木が数多く植えられていて、同時期に開花するため、モモの濃いピンク色との対比が綺麗です。このコントラストが鮮やかで、以前から写真家に愛され、大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニング画面にこの映像が使用されてさらに有名になりました。2000年1月9日から12月17日に放送され、39回も放送されたらそうなるでしょうね。
大坂(大阪)夏の陣で活躍した戦国武将「後藤又兵衛」が当地へ落ち延び、僧侶となって一生を終えたという伝説(史実と異なります)が残り、この垂れ桜が残る場所も又兵衛の屋敷跡にあることから地元では「又兵衛桜」と呼ばれ親しまれています。樹齢300年、幹周約3m、高さ約13mといわれています。観光地化されたとはいえ、よく整備されています。近くに行くには橋を渡りますが、橋入口には協力金の看板と受箱がありました。一人百円と書かれていましたが、撮影させてくれるのですから、お札を入れました。保護費用もかかるでしょうし。