奈良県宇陀市榛原赤埴13074
なし
「仏隆寺の千年桜」の撮影のあと400メートルほど山に登り、小松林家にあるイチイガシを訪ねました。まだ時間は6時台ですが、すでに明るくなっていました。イチイガシを見るために持ち主の住宅に向かって歩いているとちょうどご主人がでてきましたので撮影する許可をお願いしました。イチイガシはお家の敷地内にあるからです。
グリーンあすなら(数年間会員でした)さんの「奈良の巨樹たち(1998年発行)」から20数年経ったているので、状況は変わっていますが、イチイガシは元気に育っています。建物と建物に挟まれて窮屈そうですが。普通は家の前に大きくなるカシなどを植えることはなく、特に農家ではモミを干したりするのに不都合です。先の本の中で小松林さんは「先祖がどうして、このようなカシの木を植えたかわからないが、毎年、正月には、しめ縄を張り替え、神木として大切に守っている」とありました。