堂の杉は「天神社の森」の中にあります。天神社の森はそれほど広くない場所ですが、奈良市の天然記念物に指定されています。樹木、植物の植生が興味深いからでしょう。「堂の杉」の指定はありませんが、ちょっと変わった木でした。古い幹だけの巨樹から一本の杉が新たに生えたように見える木です。しかしよく見ると地上すぐの幹から枝分かれされていて、長い年月で枝は折れて元々の幹だけがすくすくと天に向かって伸びたと思われます。写真では下から見上げるように撮ると光の関係で真ん中の幹が消えてしまうようになります。全体の色調を暗くするとハッキリと見えるのですが、そうすれば他のところはほぼ真っ黒になってしまうのです。
天神社を目指すためにグーグルマップを利用する場合は注意が必要です。まず住所は番地まで確定しているのに、少し異なるところに案内されます。また本来の「天神社」の位置は「天満神社」となっており、マップ上では天神社は300メートル程離れた県道沿いに明記されています。そんなことで、近くまでは住所でナビをしてもらい、付近にくれば下記のマップの「天満神社」を目指したらいいと思います。
駐車場あり、堂の杉近くまで行けます。