このスギの見所は地上から十数本のスギが勢いよく立ち上がっている姿、そして地上数メートルから上の枝が四方八方にさまざまな形に広がつている姿でしょう。この枝が湿度のある空間に割り込んでいるようで、しばらくの間見とれていました。
舗装された道がこの木の上にもあるので、いろいろな角度から見ることができます。
弘法大師・空海が室生山へ登ったおり、この地に立ち寄り、弁当を食べその箸を地に刺し、それが生育したという伝説があります。
ささやかな湧き水があり、飲むための柄杓やコップかわりになるものも置いてありました。
昔、根元近くにm四方ほどの井戸を作り、その周辺にスギを植え、杉が自然に水を集める作用を利用していたらしい。
日本最古の井戸杉と言われるゆえんです。