鵜の森神社のサイカチ
鵜の森神社のある場所はかって城であったようだ、現在は公園にもなつている。石段が面影をのこしている。
境内にいると右手奥に塚があり、その後ろにめざすサイカチがある。勢いのいいサイカチで、自生するサイカチ
は三重県内ではほとんど見られないという。国道1号線に近くまた、四日市駅のすぐ近くに位置するのに、道路
1筋入るだけでこんなに静かだとは信じられない。この樹木を取り上げている書籍はなく、『みえの樹木百選』の
バンフレットに記載があるのみだ。
データー
樹種さいかち 幹周 2600cm 樹高 17m
住所
三重県四日市市鵜の森鵜の森神社 緯度 北緯 34.57.37 経度 東経 136.37.13
掲載書籍
駅からあるいてすぐのところにこの鳥居がある
境内では特に看板もないので探しずらい。この包丁塚の後ろすぐのところにある。
解説、案内版
撮影日、撮影者
1998年 9月5日 中川勝弘撮影
撮影機材
Nokon COOLPIX 950
交通
電車 近鉄 四日市駅より南へ徒歩5分
車
駐車場
駐車場はないが、交通量少ないのでちょっと止めるのは可能。
一般的な解説
カワラフジ、カワラフジノキ、西海子、皀莢
分類:マメ科 サイカチ属
学名:Gleditsia japonica Miq.
分布:本州(中部以南)、四国、九州、朝鮮半島、中国
開花時期:6月
樹形:半球形
樹高:10-15mぐらい。
幹や枝に鋭く長い刺があるため、庭木や街路樹にはあまり向いていない。
大きな刺は、枝が変化したもの。日当たりのよい山野や水辺付近によく自生する落葉高木。
北アメリカに自生する、アメリカサイカチには刺のない品種もある。
葉は偶数羽状複葉で互生。5-6月頃に黄緑色で2-4mmくらいの小花を多数開く。
実は大きな豆果で、垂れ下がってり、ねじれており、熟すと落下する。
刺がないものや葉が黄金色になるものなど多数の園芸品種がある。
用材としては、木理はやや精、比重 0.52の環孔材で、心材はバラ色、辺材は黄白色。
心辺材の境界はやや明瞭。年輪は明瞭。肌目は粗い。やや強く、硬く、割裂は困難。
美しい材で品も良く人気はあるが、量が少ないため、あまり活用されない。
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