(とうふくじ)
東福寺の資料によると、 摂政九條道家が、奈良における最大の寺院である東大寺に比べ、また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で、「東」と「福」の字を取り,京都最大の大伽藍を造営したのが本寺です。嘉禎2年 (1236年)より建長7年(1255年)まで実に19年を費やして完成しました。東福寺には、鎌倉・室町期の絵画や、高僧が宋より持ち帰った貴重な書蹟類、鎌倉期以来の文書などが多数所蔵され、境内の建造物も室町期以来のものが多数現存するなど、文化財の宝庫となっています。境内を散策するだけなら拝観料はいりません。イブキは本堂前にあります。周囲の建築物が大きいのでイブキは小さく見えます。イブキ前の説明板にはこのイブキは江戸時代からすでに古樹として有名で、また江戸期の「都名所図会」に円柏は開山国師が宋から携えてきたと記載されています。都名所図会には唐木と記されていて大事に植栽された様子が書かれています。
京都市役所から5.76km、車で16分。境内に駐車場があります。