(ほうらいふなまつ)
中村藤吉本店 は安政元年の創業以来、それぞれのお茶の「らしさ」を追い求めてきた老舗の会社です。この松があるのは本店の中庭です。宇治市名木百選に選ばれています。中村藤吉の歴史を見守る中庭の宝来舟松(ほうらいふなまつ)と呼ばれる樹齢約250年のクロマツは、二代目藤吉が家業安全を祈り植えさせたものと同社では解説しています。建物は国選定重要文化的景観「宇治の文化的景観」の重要構成要素に指定されています。
同店ではパーラーも併設しているが絶えず人気があり、順番待ちを覚悟しなければなりません。
クロマツは手入れも十分にされ、葉も生き生きとしています。樹齢200年、高さ6㍍、幹3㍍ですが、縦横に伸びていて迫力満点。
2013年6月9日 中川勝弘撮影