小川阿蘇神社の樟 (舟つなぎの樟)
住所
熊本県宇城市小川町小川11 小川阿蘇神社の樟
天然記念物指定
宇城市指定天然記念物(昭和50年9月16日指定) 幹周13m、樹高32m、
樹齢1300年
解説、案内
小川駅から車で10分ほどで小川阿蘇神社に着ける。
小川阿蘇神社の石段途中左側に、大樟が聳えている。階段を上がると左手に、大きな幹を二股に分け、Vの字型に大きく幹を伸ばしている。
「舟つなぎの樟」と呼ばれ、神社が創建された長久元年(1040年)頃は、ここまで海岸線が来ていたようです。
それで、少なくとも樹齢1300年を超えると推測されます。
写真の案内解説板によると
小川阿蘇神社は、長久元年(1040年)の創建と伝えられていますが、当時はこの付近は海岸で、阿蘇神社の分霊を奉じてきた船をこの樟に繋ぐと、たちまち瑞祥
が現れたところから「舟繋ぎの樟」とも呼ばれています。
慶長元年(1596)、加藤清正が熊本に築城する際、建築用材を物色していた家臣が、このクスノキに目を付けた。
慶長3年(1598)2月4日、家臣は職人など9人を伴った家臣が、伐採の儀式のため、清めの斧を入れた。
翌日卯刻(午前5時~7時)、いざ伐採しようとすると、雌雄の龍が煙を吐いてクスノキを取り囲んだため、
職人たちは肝を潰したり、腰を抜かしたりして、転げ落ち、このため伐採を免れたという。
出水地蔵水源はこの神社の左200m程度の所にあり、名水100選にも選ばれています。
撮影日、撮影者
2011年10月23 日 中川勝弘撮影
交通
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