チボダス植物園はインドネシアのジャワ島西部のチボダス地域のグデ山山麓にある植物園である。現在はインドネシア科学研究所が運営しています。海抜1300mから1425mの高地にあり、ボゴールよりは涼しいとはいえ、日差しはきつく暑いことには変わりはありませんでした。約85ヘクタールの広さで園内には小学生から高校生までの遠足らしき団体、また家族連れの人たちと、日本の植物園では考えられないほど多くの人達がいました。年間の平均気温は約20度で湿度は81%である。
さて、日本の公園なので見ることができるタイサンボク(Magnolia grandiflora)ですが、原産地はアメリカの中南部原産。日本では5~7月頃に大きな白い花が目立ちます。ミシシッピ州とルイジアナ州の州花に指定されています。チボダス植物園のものは見ただけではタイサンボクとはわからないでしょう。解説看板があるのでわかりました。解説写真の花はまさしくタイサンボクの花です。風で倒れてそのまま成長したのでしょう。