六本柳
ろっぽんやなぎ
記念物指定
なし
住所
兵庫県丹波篠山市上宿308-4
どのようないわれがあって六本柳と呼ばれるようになったのかわかりませんが、根元には旧町制作の石の標識に刻まれています。丹波篠山市の資料によると「源頼光の大江山鬼退治伝説にまつわる柳である。かつて六本あった柳の二代目とも三代目とも言われ、子孫はこの一本のみ。枝が斜上するヨシノヤナギは丹波では珍しい」とあります。また篠山市のホームページに「大江山の鬼退治と六本柳」の話が掲載されています。 平安時代の中頃のこと、多くの人々が次々に行方がわからなくなることが起こりました。
時の帝(天皇)は、このことを深く悲しみ陰陽博士に占わせることにしました。
そこで退治という勅命を源頼光に出しました。
源頼光は彼の一行をしたがえ、丹後見物に行くというふれこみで出発。道すがら、三岳の宝塔をおがみ、「首尾良く退治ができますように、目的が達せられましたら、この金剛杖が芽を出し、六本の柳が育ちますように。」と、お祈りしました。
大江山の麓についた頼光は、無事十三人の人を救出しました。
頼光の植えたと言われる。上宿の六本柳は、枯れてしまって、今はありませんが、一本あるのは後になってから植えられたものでしょう。
撮影日、撮影者
2022年1月22日 中川勝弘撮影
交通
丹波篠山市役所から 7.3km、車で13分 駐車場はありません。