たいしゃくししゅう
ヤマボウシは街路樹、公園や住宅などに植えられていて、普段読み見る木です。この木はやはりヤマボウシとしては大きいものでした。ただ雨と高い草木のため近づくことができず、遠景からの撮影となりました。看板や資料によると次のように書かれています。
○ヤマボウシは、本州・四国・九州の山林内に広く自生している。頭状の花序を僧兵の頭に、総ほう片を白い頭巾に見立て「ヤマボウシ」といわれている。材は硬く割れにくいので木槌・餅つきの杵等に多く用いられてきた。
○帝釈川上流の川岸に位置する本樹は、人里近くにあるために、前述のような道具類の良材として、伐採の危機に遭う機会が多かったと推測されるにも関わらず、伐採されないで今日まで残っていたことは希少価値がある。本樹が所有者によって意識的に保護されてきたという歴史的経緯を勘案しても、注目すべきである。根回周囲 1.5 m、胸高幹囲 1.18 m、樹高約6.0 m