みさかうじきよ
渓谷が美しい風景を織りなす帝釈峡、その広大な土地の一部に休暇村帝釈峡があります。一番奥(西側)の低い土地に広い駐車場があり、その遊歩道に見ることができます。巨樹・古木というものではないてすが、学術的な意味から市の指定になっているものと思われます。資料によりと次のように記載されています。
○タイシャクイタヤは、国内では帝釈峡周辺に限って分布している。国外では朝鮮半島南部の石灰岩地に分布しており、朝鮮半島と中国地方が連なっていた古い時代の大陸系遺存種であることが伺える。雌雄同株で、「イタヤカエデ」に比べて葉が小さく、切れ込みが深い。葉全体に曲がった軟毛があり、特に葉の裏には密生する。
○本樹は「休暇村帝釈峡」の第4駐車場と神龍湖との間の法面に位置しており、容易に見学可能な典型資料として、学術的に貴重である。
タイシャクイタヤ(カエデ科)、根回周囲 0.90 m、胸高幹囲 0.79 m、樹高約10 m