うやま
ヒイラギは住宅の庭などでよく見る木ですが、この木はたしかにヒイラギとしては巨樹になります。民家の敷地内になると思い、声をかけようとしましたが、お留守のようでした。そのため入口付近での撮影になりました。解説看板や資料には次のように記載されていました。
○ヒイラギは西南日本の暖帯域に分布する常緑広葉樹であるが、植栽木としてはかなり寒いところでもよく生育する。成長が遅いので大木は多くなく、胸高幹囲が2mを越えるものは全国的にも少ない。
○本樹は民家傍の古井戸の横にあり、水神の神木として崇められている。北と西にかたよった、いびつな樹冠を形成している。枯枝がかなり見られるが、全体として枝葉はよく繁っており、樹勢は旺盛である。樹皮には一面に地衣類が、一部にコケ類が着生している。県内で知られているものでは最も大きく、極めて貴重である。
根回周囲 3.0 m、地上80cmの幹囲 2.4 m、樹高約9m、根張り東4m、西5m、南2m、北7m