すさじんじゃ
解説板には次のように記載されています。
須佐神社はその昔、疫病が流行した時に今井津須佐神社(行橋市)より祇園社を勧請(かんしょう)したもので、素盞鳴尊(すさのみこと)を祭神とします。江戸時代には祇園会(ぎおんえ)も盛大に行われ、戦後にも何回か復活し、山車(だし)が引き回されました。
また、平安時代末の作とみられる木造仏立像が納められた祠もあり、この地で求菩提山(くぼてさん)を中心に仏教文化が花開いた頃をしのばせます。
境内の大樟については、仁寿(にんじゅ)二年(852)、羽筈(はつ)山吉武がこの地に八幡神社を建立した折に、御神木として当地に植えられたと言い伝えられています
大樟は地上5mの所から東西二股に分かれ、 その分岐点上にネズミモチの着生がみられます。 胸高周囲9.2m、根回り25.9m、樹高約30m、樹冠は東西36.9m、南北29.5m で均整のとれた美しい樹形に特色があります。
豊前市教育委員会
2024年10月25日 中川勝弘撮影