せんねんじ
3泊4日の日程で会社の所属団体の総会と四国の巨樹巡りを計画しました。27日午前6時に東予港に到着、最初におとずれたのが当地でした。なぜ当地を最初にしたかというと、紅葉の具合をチェックしたかったからです。もし黄葉していれば、他のイチョウの巨樹も見て回ろうと思ったのです。しかし写真のようにその気配もありません。今回の四国旅行でイチョウの巨樹はここだけになりました。
さて解説版に次のように書かれています。
専念寺の大イチョウ 市指定天然記念物
太さ 4.5メートル、高さ 27メートル、樹齢 380年以上(伝承)
このイチョウは、地上2.5メートルのところで周り5.35 メートルと大きくふくれ、その上で分岐している。樹齢は、当 寺院の伝承記録に依ると寛永20年(1643年)当時開山の村上龍雲師の1周忌を記念して第2代了雲師が現在同境内にあるクロマツと共に植えたと記録されている由緒ある木である。惜しくは戦時中に陰伐りにかかり、中段から切りとられたことである。 しかし、樹勢が強く、今ではもはや復元状態である。雌木で毎年秋になると黄葉する。イチョウを望見して付近の農民たちは麦の播種期を予知したといわれている。
平成18年10月 西条市教育委員会