みやうち
当地のイブキもあまり資料がなく、限られた時間で訪問したい巨樹でした。抱き合って寄り添っているようにみえますね。英語と日本語の解説版には次のように書かれています。
『イブキビャクシン 一本
愛媛県指定天然記念物 昭和36年3月30日指定
宮内の地蔵堂の境内にイブキの巨木が独立樹としてそびえている。
このイブキは、根廻り7メートル、胸高 幹周5メートル、樹高20メートル、樹齢 は700年以上と推定される。枝張りは、 直径で東西に12メートル、南北に14メー トル。指定時には、下部には葉がよく茂っ ていたといい、根元には、根廻り3.2メー トル、胸高幹周3.2メートルのムク(ニレ科の落葉高木)の老木があり、両樹の幹が 抱き合って一本の主幹をなし、巨大な数個 のこぶを隆々と盛り上がらせている。
この地区の最も古い木として、また、信 仰の対象として古くから大切にされてき たが、近年、下部の枝葉が衰え、現在では一 枝の緑を残すのみとなり、枯死寸前の状態 となっている。
松山市教育委員会』