どい
形の良い、大きなクスノキであるのは付近に到着してすぐわかります。周囲が田圃で遮るものがないからです。しかし近づくための道を探すのに少し苦労しました。南側からしかアプローチ出来ません。グーグルマップに道順を入れています。解説板には次のように書かれています。
『土居の大グス(楠)
根周り14.30メートル、目通り周り11.40メートル、樹高27.00メートル。見るからに樹勢旺盛にして根張りは実に見事である。このクスノキは生育に最もよい条件下にあり、推定樹令1000年以上に及ぶ。貞永元年(1232)害虫退散祈願の霊験により烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)を勧請しこの浄地に祭祀した。臼宮。すでにその当時この木は相当の大木であったと思われる。
クスノキは常緑の暖帯から亜熱帯に生育する喬木で関東以南の低山林地に普通に見ることが出来る。
丹原町内には生木地蔵の老木やおしぶ山の大木、その他の社叢にも大きなものがあったが、何れも台風の倒伏や伐採で失なってしまったので、現在ではこの「土居の大グス」が町内の代表木であり、道前平野の面影の遺物の一つである。
昭和57年7月 丹原町文化協会』
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