巨樹名木探訪
清田の大クス
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せいたのおおくす
中部地方を代表するクスの巨樹で、愛知県で一番の巨樹。
なだらかなミカン畑のつづく傾斜地に、枝を天衣無縫に広げミカン畑を見下ろすように、また、下からは
まるで魔物のようかっこうで、向かうところ敵なしというところ。そのすごさは近くによるとよくわかる。
地上2メートルぐらいのところに大きなコブがあり、それがクス特有の枝ぶりと重なって一層奇怪に見える。
この付近は「蒲郡みかん」の栽培地だが、明治になるまでは楠の樹海であったという。この付近には3本の
くすの巨木があり、2本は伐採されてしまったらしい。また建築や樟脳の採取のため付近のクスが切られた
あと、この温暖な気候に合う、みかんの栽培が始まったようだ。もっとも経済的にみかんが優先したのかも
知れない。蒲郡市教育委員会の説明板を読んでそのようなことだったろうと推測想像し、この木だけはなん
としてもいつまでも存在して欲しいと思った。書籍では巨樹の顔、巨樹を見に行く、巨樹・名木巡り甲信越
中部編、巨樹巨木日本全国674本、日本の天然記念物、百木巡礼等に詳しく紹介されている。
記念物指定
昭和4年12月17日 国の天然記念物に指定
データー
樹種 幹周 120cm 樹高 23m 樹齢 推定1000年
住所
愛知県蒲郡市清田町下新屋91 緯度 北緯 34.50.32 経度 東経 137.14.12
掲載書籍
;車で近くによるのは難しい、巨樹は遠くからでも見えているので、どの小道からでもいける
付近の景色
付近はみかん畑
撮影日、撮影者
99年 9月4日 中川勝弘撮影
撮影機材<
Nikon COOLPIX 950
交通
徒歩
東海道線本線、名鉄 蒲郡駅(がまごおり)で降りて、国道473号線を北上すると、清田町のミカン畑に出る。
タクシーなら10分程度。
車
東名高速道路からでは、音羽蒲郡インター降り音羽蒲郡有料道路の清田トンネル抜け2キロ右手。
名古屋、知立方面から国道23号線を走り蒲郡市街に入り、国道473号線を北上する。
蒲郡高校を過ぎ、東海等新幹線高架を過ぎ1.5キロ、左手。
駐車場<
付近に駐車場はありません。少なくとも100-200m手前から徒歩。
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