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和名「クルイン」で検索の結果

管理番号 科・属
1706281―8 フタバガキ科(Dipterocarpaceae) Dipterocarpus属
和名・商業名
クルイン
学名
Dipterocarpus grandiflorus
英名・商業名
樹木・木材の別名、産地、解説
別名、現地名
代表和名「アピトン、クルイン」、代表英名「Apitong」。クルイン,Keruing(マレーシア,インドネシア)、チェテール,Chhoeuteal(カンボジア)、バスウッド、ヤン,Yang(タイ)、Kanyin(ミヤンマー)、Keruing、Melabuwai(インドネシア)、
主たる分布
インドシナ地域、フィリッピン(この地区を材質表に掲載 )、インドネシア、マレーシア
樹種解説
樹高30~40mに達す。樹幹は通直にして整っており、通常長さ25~30m、直径60~100cmに達す。フィリピンにおいて最も広く分布している種類で、これが生育している場所は、ルソン地方の全地域、供給は豊富。樹皮は革のような肌理で、厚さ6~8cm、色は灰褐色から淡灰色に変る。皮は大きな半巻形の片となって脱落し、多くのコルク状のものを持っている。内皮は赤色がかっている。葉の組織は滑らかな革のようで平滑、長さ19~30cm、幅9.5~17cmと種々ある。葉の寸法の大きいこと、いくらか幹が短く、皮の剥片が長く、葉柄の長いことを除いては、その一般外観はパナウ(Panau)に似ている。アピトンの生木を伐採した時は、パロサピスのように、粘液性の樹油が沢山流れ出る。辺材は厚さ4~6cmで、赤色味から淡褐色の心材との識別は、あまり明らかでない。木理わずかに交錯し、時々波状を呈している。いくらか樹脂の臭いがあるが、特別な味はない。適度に堅く、防腐剤処理に適する。曲りや収縮が起り易いから、乾燥操作にはラワン類よりも細心の注意が必要。用途は市場供給量の豊富さ、その材質と値段の安さのために、この類の木材は多くの国で用いられてきた。鉄道貨車板、建築用屋根葺小割板、土台、敷居、タルキ、根太、梁、壁板、間柱、床板類、窓枠、ボート、茶箱、荷造り箱、工場の床、の他フローリング、階段材など。防腐処理すれば鉄道枕木、電柱および腕木に用いられる。
主要な材質・強度性質表・グラフ
1.比重
8+
2. 1%当り収縮率
接線方向
9
半径方向
9
3.全収縮率
接線方向
8
半径方向
8
4.曲げヤング係
9+
5.縦圧縮強さ
9
6.縦引張り強さ
7.曲げ強さ
9
8.せん断強さ
8
環境関係項目 レッドリスト・ワシントン条約
レッドリスト取扱
IUCNレッドリスト1994年版 Ver. 2.3版には、絶滅危惧IA類、Critically Endangered (CR) と指定されている。基準は(A1cd+2cd)となっている。
基準解説
・生息地の面積、分布域の大きさ、あるいは生息地の質の減少などで、過去10年間、あるいは3世代の間に、少なくとも80%の縮小が観察や、推 定される。・実際のあるいは潜在的な捕獲のレベルなどで、過去10年間、あるいは3世代の間に、少なくとも80%の縮小が観察や、推定される。・生息地の面積、分布域の大きさ、あるいは生息地の質の減少などで、次の10年間あるいは3世代に、少なくとも80%の縮小が予測あるいは想定 される。・実際のあるいは潜在的な捕獲のレベルで、次の10年間あるいは3世代に、少なくとも80%の縮小が予測あるいは想定される。
ワシントン条約
-情報なし-
参照・参考
世界の木材900種(1975)、南洋材の知識(1968)、新輸入原木図鑑(1980)、IUCNレッドリスト(国際自然保護連合1994,2000.)
中川木材産業のビジネスPRその8  当社設計・施工のフェンス・木塀(横張)の事例 ホームページはコチラです。 画像クリックで拡大(公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )

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