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- ID:
- 42549
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0904
- 見出し:
- 日田材使い個性的製品 市の支援受け 3事業者、1年かけ開発
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/09/04/JD0057280340
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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日田市内の3事業者が市の支援を受けて日田産木材を使ったユニークな新製品を開発した。
できたのは日田杉の碁盤・碁笥(ごけ)、木目が透ける照明パネル、色や風合いが異なる板を組み合わせた内装材。
木材に精通した技術も生かしてアイデアを形にした
市の「木材製品デザイン力向上事業」で2017年度の対象になった事業者が補助金(上限30万円)を活用し、約1年かけて製品化した
日田産業(上野町)の安心院昭比古代表取締役は一般的にカヤ、イチョウなどを使う碁盤をスギで製作。
初心者向けの9路盤・13路盤にして手触りや香りの良さを特徴とする。
碁石を入れる碁笥も作った
ライフデザインショップエリアス(豆田町)の仙崎雅彦代表が開発した照明パネルは、薄いシート状にしたスギをガラスに貼り付け、LED照明を入れたもの。
スギの年輪が鮮やかに浮かび、個性的なインテリアとしての活用を想定する
佐藤製材(亀山町)の佐藤栄輔専務は、人気が高い古材をイメージした内装材を考案。
活用が課題になっている太い大径材を使い、1本から色や木目、厚さ、表面加工などが違う板材を作って組み合わせ、独特な雰囲気を出した
7月に市役所で報告会があり、原田啓介市長は「人の暮らしに近づいてきた商品になったのが良い。
発想が楽しい」と感想。
今後の展開に期待した。
市は同事業を16年度から実施しており、対象事業者による製品の改善や販路開拓も支援する方針
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