v11.0
- ID:
- 41919
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0628
- 見出し:
- 謎の若木巡り自治体が“神対応” 自生説も浮上
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201806/0011393744.shtml
- 写真:
- -
- 記事
-
「この樹木を植えた方はご連絡下さい」。
兵庫県宝塚市御所の前町の武庫川河川敷で育つ1本の若木に、こんな張り紙が付けられている。
「6月30日までに宝塚市公園河川課への申し出がなければ、樹木の撤去を予定しています」。
なぜ、こんなに丁寧な対応なのだろう? 同課に尋ねてみた。
武庫川河川敷は国の所有だが、一部は市が管理している。
若木の存在に市が気付いたのが今年3月。
市都市公園条例で勝手な植樹は認められないとして、4月中旬に張り紙をした。
しかし地元の人に尋ねても見当が付かず、若木は葉が茂り、実がなっている。
そもそも何の木なのか。
県園芸・公園協会(明石市)に写真を見せると、「センダンの木」と回答があった。
そして「鳥が実を運んで、たまたまここに生えたかもしれません」とも
“鳥の仕業”による自生説も浮上するが、市が強調するのは「くれぐれも勝手に植えないで」との訴えだ。
武庫川河川敷では、勝手に畑をつくられたり、サクラを植えられたりしたことがあるという。
いずれも認められないが、強制的な伐採は「勝手に植えたものでも、その人の財産として認められる可能性がある」と担当者。
期限の30日を前に、市の担当者は若木の取り扱いでも慎重な対応に徹している
/dd>