v11.0
- ID:
- 41643
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0528
- 見出し:
- 解体する民家の建具をDIYリノベに再利用
- 新聞名:
- (株)不動産流通研究所 (
- 元UR(アドレス):
- https://www.re-port.net/article/news/0000055771/
- 写真:
- -
- 記事
-
ポラスグループの中央グリーン開発(株)は26日、千葉県野田市で、住宅の解体前に建材や樹木をリユースするイベントを実施した。
この住宅は、東武アーバンパークライン「川間」駅から徒歩十数分に立地。
敷地面積約100坪、築40年弱、個人宅として建てられた。
住み替えに伴い、元オーナーが同社に土地建物を売却。
同社は2棟の戸建分譲にする予定。
7月には建物を解体することが決まっており、5月半ばには棟下式(神事等を通
して建物に感謝を示す儀式、中央グリーン開発の造語)も執り行なった。
今回のリユースイベントは、任意団体「南房総DIYリノベチーム」が協力。
同団体は千葉・南房総を拠点に空き家等のDIYリノベーションを行なっている。
メンバーはNPO職員や木材店経営者、カメラマン等。
平日は都内に勤める二地域居住者もいる。
この日はスイッチ類や照明、ドア、取っ手、フェンスなどを取り外した。
建具は同団体が南房総に持ち帰り、DIYリノベに使用する。
神棚に使っていた長さ2m弱の一枚板は、製材して元オーナーの新居のローテーブルとして再利用されることも決まった。
庭の樹木も伐採。
元オーナーの女性が「一番思い出に残っている」と話す、庭のシンボルツリーだったイヌマキの木は、製材してローテーブルの足に再利用する。
元オーナーは「解体してなくなると思っていたものが、こうして蘇るのはとても嬉しい」と語った。
このほかの樹木も、同団体メンバーが地域で行なって
いる色鉛筆づくりのワークショップの材料として活用される。
同社では、「従来であれば、解体後に捨てられるはずだった建材や樹木です。
こうした活動を通じて再利用を促すいい循環につなげたい」という。
リユース神棚
神棚に使っていた一枚板はローテーブルとして再生する
見守るオーナー
思い入れのあるイヌマキの伐採を見守る元オーナー家族
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