v11.0
- ID:
- 42166
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0723
- 見出し:
- 鋼から木材でトヨタ「86」が大変身、“グリーン車体”が示す未来
- 新聞名:
- 日経テクノロジーオンライン
- 元UR(アドレス):
- https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00385/00002/
- 写真:
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- 記事
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植物由来の新材料として話題の「セルロースナノファイバー(CNF)」。
実用化に向けた開発が急ピッチで進んでいる。
中でも、市場規模が大きいと見込まれるのが自動車分野だ。
軽くて強いというCNFの最大の特性を存分に生かせる。
ガラス繊維などの代わりにCNFを樹脂に混ぜたCNF強化樹脂を構造材に
使えば、比重が小さくなるため軽くなる。
自動車に求められる厳しい基準をクリアすることで、他分野への応用も見えてくるという利点もある。
これが木材原料から造ったクルマのボディーだ──。
環境省の「NCV(ナノセルロース自動車)プロジェクト」が、「CNF製スポーツカー86」を開発した。
トヨタ自動車の小型スポーツカー「86」の鋼を主体とするボディーを、可能な限りCNFを使った部品(CNF製部品)に置き換えたコンセプトカーである(図1)
早速、このCNF製スポーツカー86の技術の全貌を見ていこう。
開発されたCNF製部品には、フロントフードやトランクフード、トランクフードロア、ルーフサイドレール、シートバック、インテークマニホールド、ドアトリム、発泡めっきを施したエンジンカバー、エンジンカバーなどがある。
このうち、インテークマニホー
ルド以降については既に日経 xTECHで紹介している(関連記事)。
ここでは、2018年6月に新たに披露されたCNF製部品に絞って技術の詳細を解説しよう
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