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- ID:
- 41946
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0630
- 見出し:
- 大川木製飛行機3度目挑戦 7月に鳥人間コンテスト 地元商議所青年部 [福岡県]
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikugo/article/428766/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
大川商工会議所青年部は、滋賀県の琵琶湖湖畔で7月に開かれる「第41回鳥人間コンテスト」に、地元の木工技術で作った木製飛行機「木のきもち号」で出場する。
5年ぶり3回目の挑戦で、メンバーは「1秒でも長く飛び、大川をPRしたい」と意気込んでいる。
挑むのは、青年部会員や家具・建具職人などでつくる鳥人間実行委員会の約30人。
4月から設計に入り、5月から部品製造に取りかかった。
6月からは柳川市内の倉庫で毎日10人が交代で深夜まで機体の組み立てを続けている。
2012年の初挑戦は72・9メートルを飛んだが、翌13年は約22メートルの「ほぼ墜落状態」で失敗。
翼の接合に金属部品を使ったことが重量増加につながったため、今回は強度のあるヒノキと、キリの集成材を桁に使い、余分をそぎ落とす「肉抜き」で軽量化。
表面には和紙を貼った突き板を使用する
翼を接合する部品は繊維強化プラスチック(FRP)だが、その他の材料はほぼ木材。
2枚の垂直尾翼には大川組子を装飾している。
機体は翼長約23メートル、全長約6メートル、重量約45キロ。
墜落時にパイロットを守るため、前回の翼にぶら下がる形の操縦から翼の上に寝そべる形に変更した。
実行委の津崎繕幸(よしゆき)委員長(38)は「ハイテク素材に比べて不利な木製だが、大川木工500年の歴史を背負い、琵琶湖の空を飛びたい。
目標は100メートル」と力を込める。
コンテストは7月28、29日に滋賀県彦根市の松原水泳場であり、8月下旬に読売テレビ系列で全国放送される
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