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- ID:
- 41474
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0511
- 見出し:
- 倒れた名木、復興の象徴に 彫刻し「守り神」制作 添田町がネットで事業費募る
/福岡
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/articles/20180511/ddl/k40/040/430000c
- 写真:
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- 記事
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九州北部豪雨で倒れた樹齢約300年の「吉木のヤマザクラ」(樹高約16メートル、幹回り約4・6メートル)をモニュメントにして復興のシンボルにしようと、添田町は10日、制作費など事業費170万円をインターネット上のクラウドファンディング(CF)で募ると発表した。
14日から来月29日まで受け付け、1万
円以上の寄付者にはヤマザクラの木片を使ったキーホルダーを贈る。
ヤマザクラは落合吉木地区のJR彦山駅から東峰村方向に約3キロ先の線路沿いにあった一本桜。
1991年に町天然記念物に指定され、2015年8月の台風15号で幹が一部折れながらも17年の春まで花を咲かせ、車窓の名物としても親しまれてきた。
町によると、同年7月の豪雨で根元が水につかり、
9月13日に倒木を確認した。
モニュメント制作は、町ゆかりの英彦山山伏の子孫、知足美加子・九州大大学院芸術工学研究院准教授(52)に依頼する。
町が保管する倒木を彫刻し、英彦山霊場の守り神「花開(はなひらき)童子」をイメージした高さ40センチほどの座像に仕上げる計画。
豪雨による不通区間の再開を願って、来年3
月に彦山駅への設置お披露目を予定している。
一方、寄付の返礼品とするキーホルダーの木片には、桜の花と「吉木」の文字を組み合わせたデザインを施す
町がCFを活用するのは初めて。
田川市内で記者会見した寺西明男町長は「町を代表するヤマザクラだった。
町内外の惜しむ思いを形にするため、一般会計ではなく、あえてCFでモニュメントを作り、被災者の心の復旧のシンボルとしたい」と意義を強調した
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