v11.0
- ID:
- 41454
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0509
- 見出し:
- 天童木工の独自技術が凝縮。
シンプルながら個性が光る新作家具|Tendo Mokko
- 新聞名:
- OPENERS
- 元UR(アドレス):
- http://openers.jp/article/1613719
- 写真:
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- 記事
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天童木工の2018年新作家具が登場。
高い成形技術が使用された、美しい佇まいが魅力的なプロダクトが並ぶ
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
国産スギ材を用いた成形合板家具
天童木工の独自技術である、軟質針葉樹を圧密化し成形合板に応用する技術、それが「Roll Press Wood」(RPW)だ。
これを活用した国産スギ圧密材を用いた成形合板家具が登場した。
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チェア・テーブル「bambi」は、その名が示す通り、まるで小鹿を思わせる軽快な佇まいを持つ家具シリーズ。
強度が保たれた成形合板を用いることで、必要最低限の部材で構成されている。
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「コマ入れ」を用いた成形合板によるフレームが特徴となり、チェア、テーブルともにシンプルでありながら個性際立つスタイルとなっている。
カフェスペースといった、人が集まる場所でも使いやすい、空間に馴染むルックスが魅力的だ
テーブルは長方形と円形の2種類の形状をラインナップする。
そして成形合板によるアートのような佇まいが印象的なコートハンガー「Ten」。
“コートをかける・トレーを配置する・自立する”という目的のために、フレームが有機的に変形したような形状をしている。
4本のフレームと2つのトレーによる簡潔な構成で、空間に彩りを添える。
1980年代のとある銀行の会議室に収められたチェアがモチーフ
今崎務氏デザインによる、チェア・テーブルのシリーズ。
エレガントなラインのチェアは、成形合板の高度な技術が投入されている。
部分的に厚みを変える「不等厚成形」と「コマ入れ成形」の二つの技術がフレームに用いられ、優雅さと強さを両立させた。
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アームチェアのアーム部分には「エンドレス成形」技術を採用。
なめらかな曲線が全体のデザインのアクセントになっている。
チェアのデザインは、1980年代にとある銀行の特別会議室に納められたチェアが基になっている。
そのデザインを今崎氏がリ・デザインしたのだ。
美しい家具が時を経て現代によみがえったタイムマシン的な側面をも持つプロダクトだ
テーブルは長方形で、異なるサイズを2種類ラインナップ。
設置する場所のスペースに合わせて選択できる
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