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- ID:
- 41231
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0408
- 見出し:
- 捨てる木の枝を家具に、美しさ際立つ飛騨産業「kinoe」の椅子
- 新聞名:
- ガジェット通信
- 元UR(アドレス):
- http://getnews.jp/archives/2033820
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
飛騨産業より発表された家具シリーズ「kinoe 枝の美しさを生かした家具」が注目を集めています
kinoe(キノエ)は名前のとおり、木の枝をそのままの姿で使用している椅子です
これまで木の枝は家具製作においては用途がなく、伐採された際に山に置き捨てられるだけの存在でした。
そんな木の枝を、皮を剥いで磨き上げ笠木として利用するというのはデザイナー・貝山伊文紀氏の発案。
貝山氏は以前から山で拾った枝を磨き上げて作る作品を発表していました。
「すべてのパーツは同じサイズと形であるべき」という家具生産の常識を覆すキノエは、クリエイターならではの発想を持つ貝山氏と、国産材にこだわる物作りに取り組んできた飛騨産業のタッグによって生まれました。
キノエのデザインベースとなっているのはシンプルなウィンザーチェア。
座板に直接、背棒が取り付けられた簡素で実用的な椅子です。
笠木となっている枝は曲木加工により背あたりよく絶妙なカーブを描きます
使われている材の種類はパーツごとに異なりますがすべてが国産材。
木の枝を家具用材として使用するため新たな流通ルートも作られたそう。
キノエの取り組みは広く認められ「WOOD FURNITURE JAPAN AWARD2016」「GOOD DESIGN AWARD 2016」を受賞。
建築家・伊東豊雄氏の設計によるオペラハウス(台湾)のカフェでも使われています
家具という工業製品に自然のままの枝を取り入れる事で、世界で一つだけ、けれども洗練された椅子が出来上がりました。
シリーズではチェアのほか、ベンチとダイニングテーブルも展開。
合わせてコーディネートを楽しめます
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