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- ID:
- 41222
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0408
- 見出し:
- 表現手法は千差万別 木彫講座「つくるうむ造形教室」=江南 /愛知
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- https://mainichi.jp/articles/20180408/ddl/k23/040/079000c
- 写真:
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- 記事
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彫刻家の石川裕さん(69)=扶桑町=が、江南市内の廃工場を利用したアトリエで開く木彫講座「つくるうむ造形教室」。
70代の受講生ら二十数人が木づちとノミで木彫に打ち込む。
それぞれが持ち味を生かして楽しむのがモットーで、作品は個性があふれる。
初心者は顔や花、動物などを平板に浮き彫りするレリーフの制作から始める。
熟練すると丸太や角材で立体彫刻に挑戦する。
チェーンソーやノコギリで粗削りした後、ノミと木づちで彫り進める。
材料はホオ、クス、ケヤキ、ヒノキなど。
神社や寺、古民家を回って間伐材や廃材を分けてもらう。
年1回、作品発表会を開く。
犬山市立図書館で開いた今年の発表会では個性豊かな作品が並んだ。
木彫歴7年の扶桑町の山村勝隆さん(75)の作品は、朽ちかけた竹の上にたたずむスズメで、本物と間違えそうな精密さで彫られた。
同13年の江南市山尻町の佐藤孝さん(73)は十二支を順番に彫り
進めており、戌(いぬ)までを出品した。
受講生には若い人もおり、犬山市中山町の美術講師、加藤恵美さん(31)は、自然の木のこぶを利用して赤ちゃんの姿を生き生きと表現した。
小品から大作、具象、抽象とバラエティーに富む。
制作の意図や動機も「彫りたいものに合う木をさがす」(佐藤さん)、「木を見てから彫る作品を決める」(山村さん)とさまざまだ
指導する石川さんは「木彫の素材は、キャンバスのような定型でなく、表現手法も千差万別。
伸び伸びと楽しんで彫ることで独創的な作品が生まれます」と話している
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