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- ID:
- 41039
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0319
- 見出し:
- 木材 ICTで安定供給
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20180316-OYTNT50221.html
- 写真:
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- 記事
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ICT(情報通信技術)を活用し、木材の安定した生産、供給を目指す試みが県内で始まっている。
久万高原町では、小型無人機「ドローン」で森林を測量し、木材の産出量を把握する画期的なシステムを開発。
一方、県はAI(人工知能)を活用して効率的な搬出方法を判断し、収益を最大化するシステム構
築に乗り出す。
(水谷弘樹)
◇産出量把握や搬出効率化
久万高原町やソフトウェア会社「ジツタ」(松山市)などが開発したシステムは、ドローンに搭載したカメラで上空から撮影した森林の画像から、専用のソフトウェアで樹木の本数と高さを算出し、生産可能な木材の体積を推計するものだ。
林業の成長産業化を推進する林野庁の補助を受けて今年2月に完成さ
せた。
同町によると、木材は競り売りがほとんどで、価格が急激に変動することが多い。
システムを利用することで正確な生産計画が立てられるようになり、生産前の価格交渉や販売契約の締結が可能になる。
これまで森林を測量するには、3Dレーザーを搭載した航空機を利用することが一般的だった。
広範囲でも測量でき、精度も高いが、費用は数千万~数億円に上り、解析には1年以上を要する。
一方、新システムは測量範囲は5ヘクタールほどだが、1日ほどで解析でき、費用も百数十万円に抑えられる。
ド
ローンは自動操縦のため、特殊技能も不要という。
同町林業戦略課の林政アドバイザー本藤幹雄さんは「町の主要産業である林業で高齢化や担い手不足が進む。
ICTの活用で、安定した生産・供給体制を持続させたい」と期待する。
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