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- ID:
- 37464
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0201
- 見出し:
- 半抽象的造形楽しんで 氷上出身の彫刻家が個展
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201702/0009879510.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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1本の木材から半抽象的な造形を削り出す彫刻家・里佳孝さん(39)=兵庫県丹波市氷上町出身=の個展が、三田市大原のギャラリーけやきで開かれている。
里さんは「自分の中から生まれ出た形の面白さを楽しんでほしい」と語る。
里さんは柏原高校を経て東京芸術大学に進み、大学院の木工芸専攻を修了。
神奈川県湯河原町に工房を構え、大学で非常勤講師を務めながら創作に励む
クスノキの丸太を用い、チェーンソーや彫刻刀などで制作。
関西では2016年10月に氷上町で初めて個展を開き、今回2度目。
約5年間の作品約20点を展示する。
抽象形態と人間の形を組み合わせ、物語性のあるタイトルとともに幻想的な世界をつくる。
幾何学的なオブジェの中央に少女が立つ「クララの自然観察(植物編)」、長方形の枠を持って空を見上げる「窓にするか絵にするか」。
かすかな凹凸で表現された顔は、豊かな感情を描く。
里さんは「見る人の心に引っ掛かり、いつかふと思い出してもらえたら」との思いを込める
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