v11.0
- ID:
- 40086
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1124
- 見出し:
- これぞ都市林業? 伐られた街の木を木工品に生まれ変えよう
- 新聞名:
- Yahoo!ニュース
- 元UR(アドレス):
- https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20171124-00078488/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
伐らねばならなくなった街の木に感謝しつつ……
近頃、街にも大木が増えた、と感じる。
街路樹、庭木、その他多くの緑地帯に植えられた木が、大きく育ったのだろう。
もちろん、それらの木々が元気に、そして周辺に問題を与えず育っているのならよい。
だが、残念ながらそうではない木も多数ある
寿命がきた、病害虫に侵されているなどの理由で樹勢が弱まり、いつ枯れたり枝が折れて落下するかわからない。
根っこの広がるスペースがなくなり根あがりを起こしている、樹冠が広がりすぎて見通しが悪くなった、その土地を再開発する必要が生じた……さまざまな理由で伐らざるを得なくなる
実は、そうした伐採計画が知られると、すぐに反対運動が起きるのも現代の特徴だ。
ただ反対する理由は、単に樹木が可哀相、景色が変わるのがイヤなど……が多い。
肝心の伐らざるを得ない事情の解決にはならない。
移植できないかという声もあるが、技術的にも経済的にも難しい
とくに民間の土地の場合、相続などが絡む場合も多いし、もし倒れたり太い枝が落ちて誰かを怪我させたり、建物などを破壊したら損害賠償請求にも発展しかねない。
実際、枝の落下で子供が死んだ、車が下敷きになった……などの事件も発生している
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