v11.0
- ID:
- 39800
- 年:
- 2017
- 月日:
- 1010
- 見出し:
- 【木造高層ビルも可能?!】従来の金物よりも接合部耐力が2倍になったCLT専用金物
が完成!
- 新聞名:
- 時事通信
- 元UR(アドレス):
- https://www.jiji.com/jc/article?k=000000023.000026371&g=prt
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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岡山の住宅メーカーであるライフデザイン・カバヤ株式会社(代表取締役:野津基弘)は、五十田博教授(京都大学)、森拓郎准教授(広島大学)、銘建工業株式会社(代表取締役:中島浩一郎)、BXカネシン株式会社(代表取締役:二村一久)、株式会社構造計画研究所(代表取締役社長:服部
正太)と、昨年9月よりCLT構法を開発しており、この秋に『オリジナルCLTコア構法』の完成が見込まれる事となった。
昨年4月に交付・施行されたCLT関連告示以降、徐々に増えつつあるCLTを使用した建物に使用されている金物は、汎用金物(クロスマーク金物)が使用されていることが多い。
今回完成した金物を使用することによって、CLT同士の接合部に金物が極力見えないようになっており、木の風合いを生かした現し仕
上げの意匠にも対応できるようになる。
さらに強度は一般の在来軸組工法耐力壁1枚あたりの壁倍率5倍に対し、CLT専用金物を使用したCLTパネル1枚あたりの壁倍率は20倍相当にもなる。
また、来年春にはこの120mm厚のCLTパネルを利用した『オリジナルCLTコア構法』のフランチャイズ全国展開を予定している。
加盟時のメリットはCLT構造躯体の意匠/構造のアドバイス及びコンサルティング、オリジナル構造計算システムによるサポート、BXカネシン株式会社開発の金物を取付けられること、
銘建工業株式会社にて加工・製造されたCLTパネルの購入が可能になることなどがあげられる。
《引張金物》
《せん断金物》
▽BXカネシン株式会社(文化シヤッターグループ)http://www.kaneshin.co.jp/
基礎金物、床下換気金物、構造金物、補強金物、2×4用金物、金物工法、制震装置、造作用金物、点検口、換気口などの製品開発、製造販売を行っている。
今回の金物も開発した。
▽五十田博教授 京都大学 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja
既存の木質系部材・接合部や木質構造の構造性能評価と補強技術の開発、新たな木質系部材・接合部の開発と構造システムに関する研究、木質系部材や木質構造と他材料・構造を併用した構造の性能評価を行っている。
▽森拓郎准教授 広島大学 https://www.hiroshima-u.ac.jp/
CLTを含む木質材料を用いた大規模木造建築物の設計技術、木質ラーメン構造の開発、既存木造の残存耐震性能評価、木造建築や木質材料の長期性能評価を行っている。
▽銘建工業株式会社 http://www.meikenkogyo.com/
木を余すところなく使う、集成材生産と木質バイオマスのパイオニア。
集成材、製材、ペレットの販売の他、大断面集成材による木造建築の計画サポートも行っている。
▽株式会社構造計画研究所 http://www.kke.co.jp/
『大学、研究機関と実業界をブリッジするProfessional Design & Engineering Firm』を標榜する。
工学知をベースにした有用な技術を活用し、社会の諸問題の解決に挑んでいる。
▽ライフデザイン・カバヤ株式会社 http://lifedesign-kabaya.co.jp/tokken/
岡山の住宅メーカー。
岡山県内や福山市、東広島市で新築注文住宅、分譲地宅地(土地)開発やリフォーム、賃貸住宅経営までライフデザインをトータルにサポートしている
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